先ず車からパワステポンプを外します。本体をよく洗浄します。10ミリのボルトを4本外す。部品が散らばらない様に慎重にカバーを外します。17mmのボルトと6角ネジの部分を外した向きに並べます。ピストンと奥のスプリングも外したとおりに置いておく。
次にベーンがバラバラにならないように注意しながらピンを抜きローター部分や周りのハウジングなどををラジオペンチなどでつまみ取り出す。その際、細い黒いシールと白いシールが細い切り溝に入っているので黒が外白が内側になる様に気を付けて組み付ける事を覚えておく。
ポンププーリー側のベアリング部に有るスナップリングを外します。裏側のシャフトをプラスチックハンマーで叩き取り出す。6203のベアリングを新品と打ち直します。シャフトを外したらケースにオイルシールが見えるのでマイナスドライバーでこじり取り新品に打ち替えます。それぞれのOリングなどをオイルを絡めて新品に交換します。
向きを確認してピン位置を合わせて組みます。吸入側からパワステオイルを入れてシャフトを回し吐出側から出てくるのを確認する。その際シャフトが抵抗なく回る事も合わせて確認します。以上でオーバーホール出来上がりです。